ロジカルシンキングの誤解

アリストテレス

ロジカルシンキング(Logical Thinking)とは何であろうか。「定義は人それぞれ」は置いといて、厳密な意味では、知の巨人アリストテレスが始めた論理学(Logic)だ。

一般大衆のロジカルシンキング

しかし、一般大衆がイメージするロジカルシンキングは少しかけ離れたものがある。大衆向けの本に書かれる「ロジカルシンキング」にはMECE(漏れなくダブりなく)やピラミッドのような概念が登場するが、それらLogicでも何でもない。

本来、Logicとは三段論法に代表されるように、「いくつかの前提から結論を導く」形式のことだ。ここでは前提も結論も抽象すれば命題(判断内容)になる。

演繹ダヨ

帰納法、つまりデータ観察によって物事を一般化する(例:1000羽のカラスを観察したら黒かった。→ゆえに【全ての】カラスは黒い)とは違う。Logicは演繹、(もし)全ての前提が正しければ、結論も正しい。これがLogic。

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