経済学を学ぶことで「合理的思考法」が身につく理由は“経済人仮説”があるから

こんにちはMasakunです。

本日は私も学び、研究している経済学についての話です。

経済学を学ぶメリットってなんだろう

経済学を学ぶメリットとはなんでしょうか?

私はそのメリットを大きく分けて3つあると考えます。

  • 経済構造の体系的理解
  • 経済・社会情勢の理解力
  • 経済活動(買う、作る、売る、働く、雇う、投資するetc…)などにおける合理的意思決定

そして特に、3つめに挙げた「合理的意思決定」に役立つのではないかと思います。

合理的とは?

ここでいう合理的というものは、行動によるメリットを最大化(=デメリットを最小化)させることです。

経済学で言う「最適行動」「最大効用化」概念のソレですね(^^♪

メリットを最大化?

この「メリット」というものは、期待値で換算した効用(メリット)不効用(デメリット)です。

期待値とは

「あるメリットが生じる確率」×「そのメリットの効用」

のことです。

例えば、0.01%の確立で100万円が当たる宝くじの場合

0.0003×1,000,000=50より、プラスの期待値は50円になります。

一方で宝くじ1つにつき200円かかる場合

1(100%)×200=200より、コストの期待値は200円です。

 

期待値を考えれば、200>50なので

この宝くじは買わない方がメリットが大きい(デメリットが小さい)ですね(^^)/

これが期待値という考え方です。

合理的経済人仮説

経済学では、人の経済行動がどのようなメカニズムで変動するのかを考えます。

例えば。「欲しいゲーム」について

例えば、あなたの欲しいゲームが

  • 100,000円で売られている場合
  • 10,000円で売られている場合

の2つのケースがあったとしたら、後者の方を買いますよね?

安ければ安いほど買いたくなる。というのは実に合理的です。

これは、合理的に考える人にとって需要(財の買いたさ)が価格に対して逆の相関を持つためです。(ギッフェン財除く)

経済学の前提は合理的経済人

例に挙げたような「価格」と「値段」の関係のように

経済学では、経済活動を行う人間は合理的に意思決定をするのだと仮定して

経済モデルを組み立てています。

 

これを合理的経済人仮説といいます。

ヒューリスティックスと行動経済学

人間は非合理的に行動する

しかし、人間というものはそんな完璧な存在ではなく

「〇〇保険」に入ったり、「宝くじ」を買ったり、100,000円⇒30,000円(期間限定!!)」といった二重価格表示をみて「安い!!早いく買わなきゃ!」といった具合に、その財が30,000円という値段に見合っているのかをろくに考えずに購入してしまったりと、非合理的な行動をしてしまうものです。

行動経済学とは

そして、そんな非合理的な行動を起こしてしまう、脳科学・心理学的な要因を

「ヒューリスティックス」

と呼び

そんなヒューリスティックスをも考慮した経済学を行動経済学と呼びます。

 

行動経済学には「プロスペクト理論」「時間割引率」など

不思議さと納得が混ざった興味深い概念がたくさんあります。

もし興味があれば、「9割の人間は行動経済学のカモである」という本がおすすめなので読んでみてください(#^^#)

ヒューリスティックスから抜け出すための合理的思考法が経済学にある!

ここまでくればもうわかるかもしれませんが

ヒューリスティックスを抜け出し、合理的な経済活動(買う、売る、雇う、働く、、、、etc)を行うために

「合理的経済人仮説」を前提にした経済学理論が役に立ちます

 

方法としては、経済学で想定する「合理的経済人」をマネするだけです。

そうすれば、期待値など様々な側面から、意思決定を合理的に行うことが出来るのではないかと思います。

まとめ

「期待値理論」以外にも、経済学には合理的経済人仮説を前提にした様々な概念があります。

それらを体系的に学び、そんなスーパーマンである合理的経済人をまねすることで

あなたも合理的な経済活動ができるようになるでしょう。

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